靴やお菓子などを買うと、一緒に箱や袋の中に入っているシリカゲル。その後の使い道を考えたことはありますか? 乾燥剤なので、何かを乾燥させるために使うのがベストですが、どういう場面で使えばいいのかなかなか思いつかないかもしれません。こんな使い方があったんだ! と思うような、目からウロコの使い方が載っていましたので、ご紹介しましょう。
1. 水没した携帯を復活させる
万が一、携帯電話が水没してしまったとしても、シリカゲルがあれば助かるかもしれません。水没した携帯を救出したら、素早く水分を拭き取り、バッテリーやメモリーカードを外し、シリカゲルをたくさん入れたボウルなどの中に、携帯を入れます(お米でもいいらしいです)。最低でも一晩はそのままにしておきましょう。次の日の朝には復活しているかもしれません。
2. カミソリの刃を長持ちさせる
カミソリの刃が酸化すると、錆びたり鈍くなったりします。カミソリが入るくらいの密閉容器(タッパーウェアのようなもの)を用意し、その中にシリカゲルを半分くらい入れます。カミソリの使用後は、洗って水分を拭き取り、そのシリカゲル入りの容器に入れて保管。これでカミソリが長持ちします。
3. カメラの結露対策
寒い場所でカメラを使った後で、温かい場所にカメラを持って行くと、レンズが結露してしまいます。そういう時も、カメラのバッテリーやメモリーカードを抜いた後で、シリカゲル入りのボウルの中にカメラを入れておくと、レンズの結露が防止可能です。
4. 旅行用の簡易乾燥バッグを作る
旅行中に悪天候で、大事なガジェットやツールが濡れてしまいそうな場合に備えて、ジップロックにシリカゲルを数個入れた、簡易乾燥バッグを作っておきます。常に、その中に濡らしたくないものを入れて持ち歩いてもいいですし、いざという時にその中にサッと入れてもいいでしょう。
5. 水中カメラの故障防止
水中カメラのケースはすごくよくできていますが、それでもちょっとした湿気や水分がカメラを壊したり、レンズが結露したり、レンズに筋が入ったりする原因になることもあります。水中カメラの故障を防ぐためにも、ケースの中にシリカゲルを2〜3個忍ばせておくといいですよ。
6. 道具箱の道具の酸化防止
デルタ航空の整備士の人から聞いたネタです。デルタ航空には格納庫がないので、整備士は常に屋外で飛行機の整備をしているそうです。屋外ですから、もちろん悪天候の時もありますが、そんな時も道具箱は常に外に出ているので、中の道具が雨や雪にさらされることもあります。そういう場合でも、シリカゲルを2個くらい道具箱の中に入れておくと、道具の酸化(サビ)を防いでくれるそうです。
7. フライフィッシングのフライを乾燥
フライフィッシングをする人なら、一度使って水浸しになったフライを、シリカゲル入りの袋や容器に入れて、何度かシェイクした後で使うと、また乾燥したフライで釣りを楽しめます。
緊急時や急に乾燥させたい時、酸化させたくないものを保管する時などに、シリカゲルは大活躍するようです。新たな使い方を発見したら、コメント欄でぜひ教えてくださいね。
Clever Uses for Silica Gel [Popular Mechanics]
Jason Fitzpatrick(原文/訳:的野裕子)