コーヒーは、多くの人々にとって身近な飲み物。毎日、馴染みの喫茶店で朝のひとときを過ごしたり、昼間、電源付きのカフェで仕事をしている人もいらっしゃることでしょう。では、これらのお店には、秘密はないのでしょうか? こちらでは、このテーマについて採りあげてみたいと思います。
米メディア「TLC」の記事では、「バリスタが知られたくないこと」として、以下の10のポイントを挙げています。
1: スウィーツ系サブメニューは高カロリー
マフィンやペストリーなどのスウィーツ系サブメニューは、大きめサイズのものが多く、カロリーが高い。たとえば、スターバックスのクラムケーキ(crumb cake)は1切れ670カロリー。頻繁に食べる習慣のある人は、見直したほうがいいかも。
2: フェアトレードコーヒーは必ずしもフェアトレードではない
公正な対価に基づき生産地から調達する「フェアトレードコーヒー」は、これを選び、消費することで、ちょっとした社会貢献になると言われている。しかし実際は、「フェアトレード」を標榜していても実体が伴っていないものもある。フェアトレードの製品を積極的に選びたいのであれば、企業全体のビジネスや商品ラインをきちんとチェックしたり、第三者機関によって、認証を受けている商品を選ぶのが望ましい。
3: アワアワを楽しむならスキムミルクを選ぶべし
乳脂肪が多いほど、味はよくなるが、泡は減る。カプチーノやラテでミルクのアワアワ感を楽しみたいなら、ホールミルク(全乳)ではなく、スキムミルクを選ぶほうがよい。
4: コーヒーにも保存期限はある
コーヒーの新鮮さは、永遠に保たれるわけではない。コーヒー豆は、焙煎後1~3日がピークで、以降、味が劣化しはじめる。焙煎したコーヒーは1週間~10日程度で使い切るべし。暗所で涼しく、風通しのよい場所に保存し、冷蔵庫や冷凍庫には入れないこと。
5: エスプレッソマシンはこまめに手入れ
エスプレッソマシンは、20~30ショット淹れるごとに、きれいに掃除するのが望ましいとされているが、実は、バリスタがみな、これを実践しているとは限らない。お馴染みのカフェや喫茶店がある場合は、どのバリスタがエスプレッソマシンを清潔に使っているか、チェックしよう。
6: バリスタにとってチップも貴重な収入源
バリスタの多くにとって、お客さんからのチップは収入源のひとつ。素敵なラテ・アートや絶妙なコーヒーとミルクのハーモニーなどで満足したら、相応のチップを支払おう。
7: 裏メニューがある
レストランやファストフード店などと同様、一部のコーヒーショップにも裏メニューが存在する。たとえば、アメリカのスターバックスでは、公式には明らかにされていないが、レギュラーコーヒーにエスプレッソを1ショット加える「Red Eye」などの裏メニューがあるらしい。(裏メニューについては、ライフハッカーアーカイブ記事「ファストフードの知られざる裏メニュー」もご参考まで)
8: ちょっとした工夫でコーヒーを安く楽しむ
マイカップを持参すると、割引してくれるお店がある。また、スターバックスでは、カフェラテの代わりに、割安なレギュラーコーヒーを注文し、コンディメントバーでミルクを加えるという方法も...。
9: 飲み物の利益率は実は高い
お店にとって、コーヒーをはじめとする飲み物の利益率は、想像以上に高い。たとえば、1.50米ドル~1.95米ドルのコーヒー1杯のコストは、15~20セント程度。つまり、粗利率は900%にものぼる。
10: 飲み物のカロリーも気にしよう
ブラック派やローファットミルクを使っている人は、カロリーを心配する必要はないが、ホールミルクを入れ、ホイップクリームやフレーバーシロップまで加えると、コーヒーといえどもカロリーは高くなる。たとえば、マクドナルドのラージモカは400カロリー、スターバックスの「White Chocolate Mocha」(Ventiサイズ)は580カロリー、ダンキンドーナツのホールミルク入りフローズンカプチーノは610カロリーだ。
このほか、コーヒーにまつわるものとしては、ライフハッカーアーカイブ記事「毎日のコーヒーで浪費しないための4つコツ」や「今日も美味い...けど知ってた? コーヒーに含まれる9つの物質」なども、ご参考まで。
10 Things Your Barista Doesn't Want You to Know [TLC]
Jason Fitzpatrick(原文/訳:松岡由希子)