la chanson de satie
特に山では見ることが出来る自然現象の一つです。珍しくもないですが気候条件が合わないとなかなか見ることは出来ません。わたしは過去三度、この現象に遭遇しました。一回目は三ッ峠山、二回目は鳳凰三山の観音岳、そして三回目が富士山に次ぐ高峰「北岳」です。一枚目と三枚目は北岳、二枚目は観音岳で撮ったものです。
やはり自分の周りに虹の輪が出来るということはすごく神々しくて感動的な出合いでした。
ブロッケン現象(ブロッケンげんしょう、Brocken spectre)は太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現われる大気光学現象。 光輪 (グローリー, glory) ともいう。山岳の気象現象として有名で、尾根の日陰側かつ風上側の急勾配の谷で山肌に沿って雲(霧)がゆっくり這い上がり、稜線で日光にあたって消える場合によく観察される。航空機から見下ろす雲や、平地でも川霧等に現われることがある。
- 虹に比べて、見かけの大きさは10分の1程度と小さく、光の輪は何重にもなる場合がある。また、見る人の影が十分小さければ、中心点にも輝点が見られる。内側は青色で、外側は赤色。
- 名前の由来となるドイツのブロッケン山は、ハルツ山地の最高峰 (1,142m) である。
- ブロッケンの妖怪(または怪物)とも呼ばれるが、日本では御来迎(ごらいごう)、山の後(御)光、仏の後(御)光、あるいは単に御光とも呼ばれる。これは、古くは阿弥陀如来が姿を現したと考えられていたためである。槍ヶ岳開山を果たした僧播隆の前に出現した話が有名。
- 水滴が起こすミー散乱の後方散乱が、光の色(波長)によって異なる角度依存性を持つ事に起因する。ミー散乱を起こす粒子は雨粒に比べて非常に小さい(虹は雨粒による屈折と内部反射によるものである)。
- ブロッケン現象は、霧の中に伸びた影と、周りにできる虹色の輪(ブロッケンの虹)の二現象をまとめて指している。両者とも霧の中のいたるところで起こっており、霧が見る人の間近にあるとき、奥行きと巨大さを感じる場合がある。
提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』